【ソーセージ3人体制になり2021年初のライブ】
ソーセージ3人体制になり2021年初のライブは震災後から10年の石巻ローディでした。
毎年3.11には石巻の日和山に手を合わせに行っている。
ソーセージの原点でもあるこの場所。
2012年結成から二回目のライブが震災から1年後の石巻のボロボロになった公民館だった。
あの震災から10年の今回はまた違う感覚や感情があった。
今までになかった「声」も聞こえてきた。
今回のことを自分たちに落とし込んで発信するにはもうちょっと時間がかかるかな。
結局、何が正しいのかわからないってこと。
ただこの10年間俺たちは通い続けたことは間違いないしこれからも変わらぬ。
偽善に聞こえるかもしれないがボランティアと思ったこと一度もない。
仮設住宅や学校、施設、目の前にいる方々に楽しんでいただこうと必死で歌ってきた。
北上「音楽」祭だから「音楽ありき」
うれしいことに仮設住宅はかなり少なくなった。
歌う場所が少なくなったってこと。
これから「北上音楽祭」そして「ソーセージ」がこの10年の経験を生かして何をしていくか個人個人がしっかり考えないとね。
家を亡くしたり家族を亡くしたり、その悲しみはリアルには絶対にわからないけれど
この10年間、ものすごい数の悲しみを聞いてきた。
文章で読むのではなく、顔をみて生の言葉をたくさん聞いてきた。
温度や空気や匂いつきでね。
それを生で全国の人にも伝えてきた。
でも今は体的にもご時世的にも難しい。
だからこそ悩み迷い考えたいと思うよ。
言葉の羅列や映像では伝わらないことが多い。
だから「生」のライブにこだわってきたんだからね。
今はそんなことを思ってる。
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